2017年5月30日火曜日

民事信託に関する本の紹介

司法書士の谷口毅です。
もうそろそろ5月も終わりですね。当事務所でも、月末なので売買の登記の依頼や抵当権の設定の依頼などが多くなってきています。
同時に、保佐人としてのケア会議や補助人としての遺産分割、遺産承継業務なども行っていました。
さて、今日は、最近買った本のレビュー。


道垣内弘人「信託法」が、最近届いたので、少しずつ読み進めています。
平成29年5月10日に発刊されたばかりの新刊です。

難易度は、5段階中の5くらいだと思います。
学者の書かれた本ですので、実務的なことよりも、法理論が中心になります。

民事信託の実務をやっていると、「このような信託スキームを組んでもいいのか!?」「この規定はどういう使い方をするのだ!?」という疑問に、多くぶつかります。
そういう時に、立法担当者や学者の書いた本が、意外な示唆を与えてくれることもあります。
最近、同業者同士で議論していたことがあったのですが、この本にばっちり考え方が書いてあり、びっくりしたこともあります。

上級者向け。
初心者の実務家がこの本を読むと、迷路にはまりこむ可能性が高いです。ある程度勉強された方、理論的にしっかりとしたバックボーンを持ちたい方には最適と思います。

今後も、折に触れて書籍の紹介をしていきますね。
難しい本も、初心者向けの本も含めて紹介しようと思います。

当事務所では、民事信託・家族信託について、一般の方のみならず、専門家からの相談や共同受任、講演依頼も受けております。

スポンサーリンク

スポンサーリンク